I Got Shoes ゴスペルソング 和訳と解説

GOSPEL

今日は古くから愛されるゴスペルソング、 I Got Shoes についてざっくりと解説させていただきます😄

歌詞の和訳

[Verse 1]
I got shoes, you got shoes, all of God’s children got shoes
When I get to Heaven gonna put on my shoes
I’m gonna walk all over God’s Heaven Heaven Heaven

私はくつを得た あなたもくつを得た 
すべての神の子たちはくつを得た
天国に行ったなら、くつを履いて
歩き回るんだ

[Chorus]
Everybody talking about Heaven
Ain’t going there Heaven Heaven
I’m gonna walk all over God’s Heaven

天国について話題にしている人すべてが
そこに行くってわけじゃないけど
私は天国を歩き回るんだ

この曲は歴史があるだけあって、アレンジも様々です。2番3番もアレンジによって順番は違うようですが、”shoes”(くつ)の部分がcrown(冠) になったり、wings(羽)になったり、robe(上着、外套)になったりします。

後は大体同じですので、今日は一番のみの訳とさせていただきました。

歌詞の説明

この歌の歴史は古く、1800年代半ばにアメリカの黒人たちの間で歌われだしました

アブラハム・リンカーン大統領が奴隷解放宣言をしたのが1863年ですから、まだ黒人奴隷たちの暗黒時代。人として扱われず、苦役に喘いでいました。

絶望に沈んでしまいそうな状況で、彼らが持ち続けた信仰と希望がこの歌の中にあります

今は靴もなく、みすぼらしく、貧しく、苦しい。
しかしそれは永遠に続くわけじゃない。
天に行ったなら私たちは靴を履いて歩き回る。この苦役から解き放たれる。そのときには奴隷としてではなく、神の大切な子どもとして扱われるのだ。

彼らは奴隷として扱われている現状にではなく、本来あるべき自分の姿、希望を見ようとしたのです

悲しみではなく、希望の歌

面白いもので、希望というのはそれを見ようと目を凝らす者にしか見えないもののようです。彼らはこの歌を歌う時、目を凝らしてその希望を見ようとしました。そしてそれは単なる願望ではなく、彼らの確信だったと言えるでしょう。

I will get shoes (くつを得る予定)ではなく、I got shoes すでにそれを得たという喜びがこの歌の中にはあります。

ベートーベンという作曲家がいますが、晩年にその聴力をほとんど失ったと言われています。音楽家が聴力を失うことは、なんと絶望的なことでしょうか。しかし彼は作曲をやめませんでした。愛用のピアノは調律が狂い、周りの人には不協和音にしか聞こえません。それでもピアノを弾くベートーベンの頬には感動の涙が流れていました。なぜでしょうか。

それは、ベートーベンが聞いていたのは調律の狂ったピアノの音ではなく、本来そのピアノが鳴らすであろう音だったから。そして、やがてオーケストラが奏でるであろうその音だったからです。

希望は大切なものです。希望は消えることがありません。ただし、目を凝らし、見ようとする必要がある。そのことをこの歌は教えてくれます

長い間多くの人に愛されてきたゴスペルソング 『I Got Shoes』。
ちょこっと解説させていただきました。